挑戦ー1

私は、毎年のように挑戦していることがある。

いかに手をかけずにカボチャを育てるか?である。
 
35年ほど前に牧場経営から退いて、牧場跡地に様々な野菜を植えてみました。
そのころは、今ほど多くの鹿が闊歩していなかったからです。
もともとこの土地は、景色は良いが太平洋からの海風が吹きわたり、最も適した作物は牧草なのでしょう。
だから、牧畜業が盛んになったのですね。
 
それでも、やりようによってはなんとかなるかも?
周りの植物はどんなところに良く生育しているか?
観察が必要でした。
だから、つちを盛り上げてくぼ地を作り(パートナーに協力してもらって)
植えてみました。
それが功を奏して、ビニールと併用するとスイカあじゅううり(カンロ)
も収穫でき、なすもきゅうりもトマトもあの人の大好きな枝豆もです。
ラッキー!と喜んだのは5,6年間のことでした。
 
鹿が増え、その上アライグマが現れてはもうお手上げです。
その上、めちゃくちゃに働ける体力のないパートナーと私には到底無理なことでした。
せいぜい、家庭菜園がいいところなのです。
それも諦めたのは、パートナーが入院中に牧草地を耕して、じゃがいもを植えたときでした。
 
開墾と同じですから、体力のない私はへとへと。
やっと植え付けも終わり、鹿よけにと思って、知人の漁師さんから廃棄の漁網を頂いていたのを思い出し、四隅に杭を打って囲んだのです。
 
それが、一週間でめちゃくちゃです!
芽も出ていないいもを掘り出し!踏んずけ!
漁網は何の妨げにもならず、あちこちに引きずられ、バラバラに放置されていました。
夜ごと鹿に踏み荒らされて、間もなく畑はグランドになりましたよ。
見事に!
諦めました!
 
今は、小さなハウス(ここには鹿がはいりません)と、その周りに少しだけ家庭菜園をつくっています。
 
でも、ある時アフリカで動物よけに木の枝で囲って作物をつくっているのを見ました。
そこでカボチャづくりを考えたのです。
幸いにも、結婚当初から家の周りに木を植えていましたので、下枝を切るだけで材料はあつまりました。
挑戦は、的中です!
この続きは、明日にしますね。
 
今日は晴れて、まるで夏が戻って来たようです!
外では涼やかな風が吹き抜けて、忘れたくない1日になりそうです。