能登半島地震に思いを馳せて

元日の午後、遠方の友と新年の挨拶を交わし何気なくテレビをつけた。

 
ええー!又大地震!!
能登半島地震被害の映像が飛び込んで来た!
津波警報津波注意報日本海側に出されている!
 
又もなの?!
 
福島の津波が浮かび、テレビにくぎづけになった。
倒れた家屋、寸断される道、崖崩れ、夜空を照らす火災。
この寒空に逃げまどい、どれほどの恐怖を・・・!
紡ぐ言葉が出てこない!震える!
 
災害の多い日本に住んでいるとは言え、被災した方々はルールを守り誰一人取り乱すこともなく、行動していた。
静かに怯え、震え、静かに涙していた。
 
その行動は、亡き両親と同じ。
世界に唯一、民度の高い国民と称賛されると知っている。
 
真冬の寒さの中、逃げまどい避難所に身を寄せる方々。
夜空に火の手が映し出され、すべてを焼き尽くす様な勢い。
一晩中テレビをつけたまま横になった。
 
夜が明けると次々と被害が映し出されて、気の毒としか言い様がない。
胸が搔きむしられブログを書く気力が出ない。
 
他人事ではありません。
ここ日高も、東南海地震がおきたら間違いなく能登半島地震の被災者の方々と
同様でしょう。
過去に、今生きておられたら100歳になっていたであろうコンブ漁師さんの小父さんが、
「わしが小学生の時、大津波があって、海側の玄関から水が入って来て裏手の窓を破って泳いで逃げたんだ!」
それから幾度かの津波経験を話されていた。
 
こうして災害は繰り返されていくのですね。
生きるとは、何と厳しい事でしょう!
 
被災された方々に心からお見舞い申し上げます。