腐らないカボチャ?

以前、無農薬栽培でリンゴ生産に成功された青森の木村秋則さんの話を聞きました。

 
私もリンゴ農家で育った経験から、それがどんなに大変な事か良く分かります。
農薬をかけずにいると、瞬く間に虫に食われ、惨憺たるものです。
 
その無謀とも思われる無農薬栽培に挑戦、家族を抱え無収入での苦悩は死に物狂いだったのは言うまでもありません。
先の見えない挑戦。
考えて!考えて!
自殺まで考え、深夜、山に登った時人間の手をかけずにリンゴが実っているのを見つけたのです。
そこでフカフカの根元の土に気づいたのです。
後に、そのリンゴの木はドングリの木だったそうです。
 
幾度か地球外生命体に遭ったとの事。
その体験では、無農薬無肥料栽培を後押しされたと話されていました。
 
何か偉大な事をなしえる時には、目に見えない力(神様)でしょうか?
そんな不思議な事が起こるものですね。
自然と調和した植物本来の生きる力を見出すまでの挑戦は、どれ程の物か。
奇跡以外の言葉はありまません。
そのリンゴは、腐らないそうです。
 
 
そんな大それた事とは違うのですが、私の昨年作ったカボチャがまだ腐らないのがあります。
2月末、お友達に我が家のカボチャを差し上げた所
「Yさんのカボチャ、どうして腐らないのですか?」
と不思議がられました。
 
私も自然栽培と言えば聞こえが良いですが、家庭菜園での事です。
日々闊歩する鹿の食害から逃れ、如何にしてカボチャを作れるか?
毎年それに挑戦している所です。
 
先ずは生ごみや雑草を放置した場所を木の枝で囲み、鹿の侵入を防ぎます。
この方法は、アフリカの何処かで動物から作物を守るための知恵です。
賢い!
 
ここに、3月末から4月始めにかけて5センチ程穴を掘り種を植えるだけです。
後は、芽が出たら間引き、目に余る雑草は刈り倒すだけ。
地面を張っているカボチャを、木に登らせたりもします。これは?ネズミ除けです。
こんな感じで、採れたらラッキー。
採れなくても仕方がない。
種は、もったいないので自家製。
農薬も肥料も無し。
こうして栽培するのは、今年で5年目になろうとしています。
 
この様にして栽培したカボチャ、毎年のように長持ちします。
今回もまだ腐らずに小さいですが5個も残っています。
 
この自然栽培は「奇跡のリンゴ」は腐らない!に通じるものがあるのでしょうか?
私にとっては、「奇跡のカボチャ!」ですね。
 
こんな事があるから人生は楽しい!
今年は、4月1日に種を植えました。