この歳になりますと、2日間の仕事でしたが、
最も立ち仕事ですし、 7時間あまりですから当然のことかもしれません。
単純労働ではありませんし、けっこう頭も使いますしね。
昨日は、 病院で行きも帰りも友人に送迎していただきとても感謝しています 。
帰宅後は、友人と(遊んでー) と飛んでくる4ヶ月半の猫と遊びました。
長めの棒に紐をつけてチョロチョロすると、ボンジュ(猫の名前) は目を輝せてとんできます。
突進したりジャンプしたり、こんなたあいのない時間が、 今の私にはとても価値あるものに思えるのです。
子供の頃は家業の手伝いで、 まともに勉強する時間も遊ぶ時間もなかったから
今のこの時間がとても楽しく大切に思えるのでしょうか?
パートナーがよく
2階のベランダの長椅子に横になって昼寝すると、 いい匂いがしてものすごぐ気持ちがいいんだー。
遠くまで薫るから、僕の家に近づくとすぐ分かったよ!」
と楽しそうに語った姿を思い出します。
あの人には、 わたしたち兄弟姉妹のように勉強より手伝い優先で育った人のこと は、眼中になかったのです。
優しい人でしたが、まるっきり住む世界がちがっていました!
「よかったね。私達は手伝いばかりだったから。」
そう答えながら、 リンゴの花と澄んだ空気と柔らかな春の青空が脳裏に浮かびました 。
「たまには、山に来てごらん、きれいだよー」
父の言葉です。
学校に通うようになって、土、日しか山に行く(手伝い) をしていない間に
満開になったりんごの花を指して言ったのです。
昼間はあの人の様なゆったりとした時間を過ごしたことは、 一度もなかった。
雨降りは別として。
春休みも、夏、 冬休みもゴールデンウィークもほんの少しの休日が与えられた
だけでした。
けれども、懸命に生きていたあの時代は決して不幸ではなかった。
ここで私が生きられるのはそんな環境できたえられたからでしょう 。