離れ小鹿

夜が明けました。
昨日の夕方、離れ小鹿が我が家の裏口付近をウロウロしていましたので
どうなったのか?気になって見にいくことにしました。
栗の木の下や古い厩舎の側にもいなかったので、ホッとしました。
 
日夜、鹿が闊歩して迷惑しているのは事実、これだけの農地があるというのに
トウモロコシ一つ、作ることができないのは淋しい。
それでも、幼い小鹿が親から離れているのを見ると心が痛みます。
 
日夜生きるためとはいえ、魚を食べ、鶏も、豚も、牛も、形を変えた切身
として食べているじゃないの。
そんな考え、甘い!
こんなことを時々考えてしまいます。
あの鹿だって、冬を越すともう一人前に悪さをするはずよ!
 
こんな矛盾の中に私は生きている。
現実を掘り下げていくと、宮沢賢治の(ヨタカの星)を思い出します。
生きるための食べ物(虫たち)を食べるのをやめて、天に昇っていくヨタカを。
だから、賢治の詩(雨にも負けず、風にも負けず)の中には動物を食料と
している文字はないのだ、と。
賢治の優しさなのでしょう。
 
私はせめて、命を頂いているからには大切に、捨てたりせずに最後まで食べ
させて頂く、そんなことを思っています。
 
午後3時半、雨が強くなって雷も凄い!
一度停電もしました。
なんだか恐怖を感じます。
 
老猫サンを家に入れてあげて本当に良かったです。
テレビでは竜巻情報が流されていました。