貧しくとも凛と生きるには

コロナ災の中、仕事を無くしたり、収入の激減の憂き目にあい、
どう生きて行ったら良いのか戸惑っている。
そんな渦中に佇んでいる多くの方の参考になるかどうかは分かりませんが。
これも又、母の教えです。

お腹は、満たされていれば良い。
家は屋根があったら良い。
着るものは洗濯をして穴が開いてなければ何でも良い。
出掛ける時のために綺麗なものを一揃いあれば良い。
それだけで良い。
まさにその通りに育てられました。

此処まで生きて人生は、決して平坦なものではありませんでした。
牧場倒産から立ち直るには、少なくとも10年は掛かりましたもの。
そして思うのです。

壊れてしまった生活を立て直すには(石の上にも三年)
では足りません。10年の覚悟が必要です。

今は貧しい中にも、実直な優しい父と凛とした母に育てられた事によって、人間らしく生きてこれた事に感謝しています。

人生とは決して思い通りにいかないものです。
その時その時をどうすれば最良に生きれるか?
それは、死ぬまで続く未知の世界への挑戦です。

今、私の前には老いが目を輝かせ両手を広げています!
サアー、思いっきり良く飛び込んで泳いで行こう!