晩秋の庭 

古びた家とは言え、亡きパートナーがモルタルの壁に塗った白いペンキ。

それをバックに黄色、ピンク、白と群生して咲く小菊が何とも言えない程美しいです。
 
そしてイボタの垣根に囲まれた前庭の奥に、今は亡き知人の小母さんから頂いたドウダンツヅジが紅葉して燃える様な赤色。
他の庭木と比べると群を抜いて自己主張しています。
 
もう直ぐ落葉する広葉樹の中に、落葉しないイチイの深い緑が異彩を放って
これも又美しい。
 
こんな風景を、「M子ちゃん、綺麗だねー!」
そう言って何時も散策していたパートナー。
今姿が見えずとも、そこにいる様な気がしてなりません。
 
私も同様にこんな風景が大好きです。
 
あらあら、日一日と寒くなってきていると言うのに、働き蜂が菊に蜜を求めて群がっています。
毎年のこととはいえ、命がけで働いている姿に、生きることの厳しさを重ねます。
 
やることが一杯、私も頑張らなきゃなりません。