クリスマスプレゼントとして、
なんと! 大して喜ばずカレイの煮魚を上げると飛びついて食べている。
私は珍しく今までの人生を振り返っていました。
(虚弱体質だった私が苦難の中をよくぞ此処まで生きて来た!)
そう思えました。
経済観念は無かったけれど、 優しい貧乏な芸術家の様なパートナーだった。
しかしながら、価値観の共有部分は多かった。
だから100円のない時代も暮らしてこれたのです。
楽しかったです!
一人になってからも広い庭の手入れ、家庭菜園の手入れ、 病気の猫の介護、壊れかけた家の修理 、週3日のパートの仕事、とにかく忙しい。
それらを私は体調と相談しながらぼちぼちとこなしている。
我ながら完璧ではないが、人間性を失うことなく良くぞ此処まで 生きて来れたと思う。
気がつきました!
健康とは勉強をし、 身体に良い事は日々実践しなければ手に入れられないものなのだと 。
此処まで生きてこれたのだから自分にご褒美しよう!
我が人生で初めてこんな気持ちになりました。
でも、私はお安く出来ている様です。
今となっては着る物は何もいりません。頂いたもので十分です。
食べ物には、少々夢がありました。
だからクリスマスケーキはバタークリームのを取り寄せました。
母が買ってくれていた思い出の味です。
鶏の足も猫達と同じのを並べました。
友が届けてくれたお寿司。最高!
もう一人の友から先日頂いたホタテは殆ど煮物にしました。
こんな高級品、今まで沢山食べた事はありません。
贅沢だ! 何時もなら誰かに分けて上げるか、 ストックして少しずつ戴いていましたもの。
贅沢だ!
でも今回は「ご褒美なのだから特別!」と言って見た。納得!
後日、 忙しい中自家製のいずしも届けて下さった友の可愛らしい姿を思い 浮かべながら、感謝の気持でいっぱいです!
手作りのニシン漬け、大根の粕漬けも美味しく出来た。
それらを亡きパートナーにも盛り付け、コーラで乾杯!
二人でたっぷりと戴きました。
生まれてこの方、大変な日もあったけれど幸せだった!
今も幸せ!
若かりし頃仕事帰りの小樽駅では、人々の喧噪の中アダムの( 雪が降る)が高らかに流れていた。
そんな年末の思い出が脳裏に浮かんだ。
パートナーも歌の上手な人でした!
ふと気がつくと、 二人の歌声が重なって私を楽しませてくれています。