マイ、ゴール

自分自身が死を迎えた時をマイ、ゴールと位置づけよう。

 
生きるとは、その時に至るまでのそれぞれの時間をいかに生きたか?
 
正に、世界中にたった一つしかないそれぞれの人生は、芸術そのものですね。
 
誰もが、何の悲しみも苦しみもない人生を過ごして、一生を終える人
などいない。
 
しかしながら、自分自身がその苦しみの渦中にいる時は、周りを見る余裕もなく心をさらけ出す相手もいない時、
それは極貧の時が一番起こりえる事と、
経験した今なら分かります。
 
我が人生で最もつらい日々でしたから。
 
そんな日々を、こう自分に言い聞かせて過ごしてきました。
「一日過ぎれば一日終わる!」
先の見えない年月を、そう思うことでやり過ごしてきたのです。
 
個々の人間の命の長さは違っていても、神様の眼から見るとゴールの
日までの時間は確実に一日一日、減少している事に気づくことなの
です。
 
どんなに苦しくても、どんなに悲しくても、
そこから解放される時が何時か訪れる!
 
「一日過ぎれば一日終わる」
 
この言葉を心の中でつぶやきながら、40年余りも過ごしてきました。
 
ものの見方、感じ方はほぼ同じでも、経済観念のないパートナーとの
生活はある面では苦痛でした。
 
逃げ出さなかったのは、苦難にぶつかったからといって
逃げ出す自分を許せなかったから?
 
それとも、それにまさる程のパートナーへの愛?
 
愛する猫への強い思い?
 
様々な思いが交差して、今を生きている。