ウクライナ避難民に思いを馳せて!

毎日の様にテレビ、新聞とウクライナ情勢が報道され、
逃げ惑う人々が映し出されている。
 
それぞれが過酷な選択のうえでの姿が、映像化されて届く。
この寒空の中、戦うために留まる父と子の別れ、夫婦の別れ、
留まる老人達の地下シェルターの映像、亡くなった犠牲者達を
溝の中に放り込むしか出来ない無残な埋葬。
心がズタズタにされギリギリと痛む。
 
過去に見た映画(ひまわり)を思い出す。
捕虜となって吹雪の中をよろめきながら行く過酷で
無残な兵隊達の力尽きた姿。
倒れ、そのまま亡くなり放置されていく屍。
きっと、シベリア抑留の日本人達も同様だった事でしょう。
 
今は、カラフルな防寒着に身を包む幼子も、
少し前までは平穏に生活していた筈である。
家を失い生きる術を失い、食べ物もなくバラバラにされた家族、
命からがら逃げるしかない戦争とは?
 
そこまでしてプーチン大統領の利益は何?
それに同調するロシア人達の利益は?
強欲な人々は、自ら損をするようなことはしない!
と、ここまで生きて断言できる。
ヒトラーの末路は、彼の当てが外れた!だけの事。
 
(歴史は繰り返される)と言うが、プーチン大統領
まるでヒトラーが生き返った様に、同じ事をしている。
そして、その男に洗脳されている多くのロシア人達、
いったいどうすればこの戦争を止められるのだ!?
映像の中の現実を目にし、どうしてあげることも出来ない!
この現実に、失望する。
権力の怖さ、人間のもつ醜さ、悍ましさ、権力者達の尽きることのない欲望が、まことしやかに誰かのためであるかの様に、
自国民を錯覚させている。
耳をふさぎ、口をふさぎ、大義名分を並びたてている。
歴史を紐解けば、過去にも同じセオリーで戦争に突入していた。
 
いくばくかの寄付に(平和)への思いをのせ、
ただ祈るしか出来ない自分自身が情けない。
武器商人達が暗躍するこの世界だ。