去る者日々に疎し

この感覚に馴染むまで今までは、もっと時間が掛かっていた様に思います。

6月10日、今までグズグズと心定まらずにいた50年もののイチイの木をバッサリと倒して貰いました。その周りも。
直後は、後悔しました!
胸の疼きはパートナーを失った時と同じでした!
 
長きに渡って側にいてくれた木々でしたのに
見慣れた風景が一変してしまいましたが
切ってしまったものは、もう戻らないのです。
 
その上、外灯がとうとうダメになってしまい、
業者さんにお願いすると、20日の月曜日に来て下さる事になりました。
その間は、壊れた外灯が申し訳なさそうにうすぼんやりと灯るだけで、
なんだか一人ポツンと一軒家にいる感覚になりました。
元はと言えば、木が大きくなりすぎて、外灯の明かりが余りにも妨げられる様になっての決断だったのですが。
 
20日に工具付きの大きなトラックで工事をしてもらいましたが、電柱の一番高い所と母屋の三角屋根のトップでの工事を見ていると、木を切らずにいたら工事は無理だったような気がして、それなりに納得。
帰りは、工事用のトラックが木を切っていたのにも関わらず
私道脇の大きな桜の木にぶつかり枝が裂けてしまいました。
謝罪をし、去って行く車を見送りながら
「だから、仕方が無かったのよ!」と自分に言い聞かせたものの
余りにも寂しくなったので、前と同じイチイで、木込みで伸びれずにいるのを移し替えする事にしました。
これらの木も、パートナーが植えてから40年は経った木です。
余生は、木々に思い出を重ねながら生きるとしましょう。
 
後かたづけは大変です。
イチイの木の上にツルウメモドキが暴れ、
負けじとつるバラが絡んでいる大量の枝です。
イチイの木は腐りづらいので、鹿よけのガードに使う事としました。
これで少しは南瓜が穫れるかもしれませんね。 
今年も3月末に植えた南瓜が芽吹いています。