我が家の看板を塗り直して、4年は経ったような気がします。
パートナーが20年程前に立てたもので、 時々ペンキを塗り替えて今日まで使っています。
太い電柱の一番上に大きな楕円形( たぶんアンテナの再利用でしょう)
白地に黒のペンキで、名字記入(ここはローマ字です)
その下には、 焦げ茶に塗り上げた弓なりにカーブした板切れに白のペンキで名字 、住所記入、 その下には同じく焦げ茶に塗り上げた魚のオブジェを設置。
私がパートに出ていた間に製作したのでしょうね。
この看板は、結婚後三度目の彼の作品です。 一度目は忘れてしまいましたが
二度目は、 分厚い大きな切株にきつねとトウモロコシを配した作品でした。
それは牧場を辞めてから幾日もかけ、 ノミで彫り上げた力作で見事でしたよ!
現在の看板は、パートに出ている私に代わって家事を引き受け、 家の周りを清掃し私の送迎に日々を費やした中で制作したものです 。
パートナー亡き後、これで二度目の塗り替えです。
この看板を立てたあの頃が、 まるで昨日の様によみがえってきます。
ワイシャツの腕を捲り上げ文字を描く時は慎重に、 お気に入りのデニム地のキャップの奥で微笑んでいたわね。
こうして私は亡き人の思い出の中、今を生きています。