孝行娘ボンジュ

今も福ちゃんの介護が続いています。

毎日生の鶏肉、キャットフードのふやかし、青汁、胃薬、栄養ドリンク。
 
最悪を脱したとはいえ、自分では食べ物を口の中に入れる事が出来ず、私は毎食毎に小鳥のお母さんになっています。
 
それでも以前よりは太って来ました!
相変わらず優しい眼差しで私を見ています。
 
福ちゃんは自分で毛繕いが出来ないので時々ブラシを掛けて上げますが、食べかすが口のまわりや顎の下にこびり付いて、拭いても完璧に綺麗にはなりません。時々おもらしもします。
風呂に入れると良いのですが体力が無くなります。
その上ドライヤーが嫌いですから特に冬場の入浴はダメですね。
 
ゆえにペット用ウェットティッシュと沢山のタオルやバスタオルが必要です。
 
そんな生活の中で昨日は驚きました!
昨年の春に生まれた福ちゃんの長女ボンジュが、ストーブの前に横たわっている母猫福ちゃんの身体を綺麗に舐めてくれたのです。
まるで子供の毛繕いでもしている様に。
ボンジュは時間をかけ、優しく特に顎の下と口周りを舐めてくれました。
 
綺麗になりました!
毛繕いは、ウェットティッシュやタオルを遥かに超えていますね。
 
秋に生まれた息子のトーマスは甘えるだけで、こんなに弱っている母猫を
枕にして私に𠮟られています。
次女のチョモは、滅多に側にいきません。お父さん子です。
 
私はめまぐるしく過ぎていく日々の中、
「こんな老後で良かったね」
と、福ちゃんに囁いています。